デザフェスの売り上げをアップさせた発想の転換

ハンドメイドの売り上げを変えた「1mm」
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デザフェスに出展したのに、売り上げが伸びなくてガッカリした。そんな人も多いかもしれません。

この記事では、発想の転換でデザフェスの売り上げをアップさせたエピソードを紹介しています。

自分の作品に付加価値を与えることで、売り上げアップが期待できます。ぜひ参考にしてください。

目次

売り上げが伸び悩んだ商品とその原因

トンソクデザインが出展しているのは、手のひらサイズのブタ雑貨「SLICE PIG-スライスピッグ-」です。

手のひらサイズのブタ雑貨「SLICE PIG-スライスピッグ-」

スライスピッグは単純に飾ってもらうだけの置物として生み出しました。でも、ブースに来てくれたお客さんからは「これ何に使うんですか?」と何度も聞かれることに。

結果的に、手に取ってくれるお客さんはたくさんいても、買ってくれるまではスムーズに進みません。

売れない原因を自分なりに考えて、人は使い道のわからないものにお金は出さないことを痛感しました。

それなら、ただの置物だった商品に付加価値を生み出せないか。3つのルールを軸に発想の転換をしました。

発想転換のための3つのルール

付加価値を生み出すために自分に課したルールはこの3つです。

  1. 余計なお金はかけない
  2. 今あるデザインを活かす
  3. すぐに実行できる

売り上げを伸ばすために余計な費用をかけるのは元も子もない。今あるデザインを活かせないかを模索して、パッと思い浮かびました。

そうだ、メモスタンドにしよう、と。

アイディアのヒントになったのはスライスピッグの姉妹商品、minneハンドメイド大賞にノミネートされた「輪切りのぶたのメモスタンド」です。

断面にマグネットを仕込んで、普段はくっついてるけどメモをはさむときに断面の切り身が見えてニヤっとできる仕組みです。

輪切りのぶたのメモスタンドの仕組み

スライスピッグにも同じようにマグネットを仕込もうとしたところ、手間と材料費を考えると商品の値段がかなり上がってしまうので断念。
コンテスト用と一般販売用は別と割り切って、マグネット式ではなく台座に固定するスタイルを取っていました。

でも、「ハの字型」にセッティングしてる切り身と切り身の間にすき間を空ければメモスタンドとして使える!

スライスピッグに「1mm」すき間を空けて付加価値を付ける

今までピッタリくっつけていた2つのパーツに「1mm」すき間を空けて固定するようにしました。
こうすることで、ただの置物だったスライスピッグにメモスタンドの要素をプラスすることができました。

付加価値がデザフェスの売り上げをアップさせる

トンソクデザインの発想転換方法は、商品に付加価値を生み出すをテーマにしました。
その結果初出展では100個だった販売数を2回目の出展は150個に伸ばせました。売り上げ50%アップです。

箱から出したサンプル商品にもあらかじめメモをはさんでおいて、パッと見ただけでもメモスタンドだと認識できるようになりました。

メモスタンドとしてサンプルを展示

お客さん同士の会話の中でも「これ会社のデスクに置いておいたらいいかも」「名刺はさんでおけるんじゃない」など、実際の利用シーンを思い浮かべながら商品を見てくれました。

デザフェスでイマイチ売り上げが伸びないと悩んでいる人は、一度商品を別の角度から見て、新たな価値を見出せないか検討してみてはいかがでしょうか。
商品の魅力をアピールできれば、売り上げアップのチャンスはまだまだ期待できます。

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