スパイダーマン:ホームカミング感想|ヒーローとしての成長物語

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大好きなスパイダーマンの最新作「スパイダーマン:ホームカミング」のレビューです。
歴代のシリーズでも1位2位を争うほどおもしろかったオススメ作品!とにかく褒めてるだけになりました(笑)

ネタバレを含んでいるのでまだみていない人はご注意ください。

目次

スパイダーマン:ホームカミングのあらすじ

引用:PRTIMES

15歳の少年ピーターパーカーが、不思議なクモに噛まれてスーパーパワーを手に入れます。

アイアンマンでもある大富豪トニー・スタークからスーツをもらい、スパイダーマンとして活躍。

ヴィラン(悪役)が街で暗躍する中、ピーターは学校、恋、スパイダーマンとしての狭間で、本当のヒーローになるために成長していく。

スパイダーマン:ホームカミングの感想

総合評価:
スパイダーマンの映画化はこれで3シリーズ目。本数で言えば6本目です。

いくらスパイダーマン好きでも、今回は「まぁ見ておくか」程度で鑑賞。
結果的にはいい意味で期待を裏切られまくり、大興奮でラストは涙が出るほど。

スパイダーマンホームカミングは、歴代の中でも1位2位を争うほど面白かったです!

何がそんなにおもしろかったのか。
ひとことで言えば、歴代スパイダーマンとの違い」だと思っています。
各シリーズとの比較と、印象に残ったシーンを書き連ねます。

印象に残ったシーン

本当の意味でスパイダーマンになれない

ホームカミングはシビル・ウォーの続きのお話なので、ピーターはすでにスパイダーマンになっています。

さすがに2回目のリブート作品とあって経緯は承知の事実として進行。

引用:ARTofVFX(http://www.artofvfx.com/captain-america-civil-war-russell-earl-vfx-supervisor-ilm/)

すっかりアベンジャーズの一員のつもりのピーター。
ですがチームへの正式加入はさせてもらえず、任務にも呼んでもらえないことでヤキモキが続きます。

これは初の展開です。
歴代のピーターは、身につけた不思議な能力に戸惑いつつも、やがて自分自身の力として受け入れていきます。

ホームカミングでは、本当の意味でヒーローになるためには、他者(トニー・スターク)に認めてもらうことが条件。

自分はもっとできる、だから認めてもらうために奔走する。その姿はひとりの少年の成長を見ているようで、より感情移入しました。

ヒーローへの目覚め

ヴィランのボスを追い詰めたのに逆に返り討ちにあってしまったとき、ガレキに押しつぶされながらピーターは必死に助けを求めます。

完全無欠のヒーローは絶対に助けを求めたりしません。でも、普通の高校生なら当たり前の行動です。

そのときピーターは水たまりに映る自分の姿を見て「弱音を吐くようなやつはヒーローにはなれない」という、トニーの言葉を思い出します。

そこで自分はスパイダーマンであることを本当の意味で覚悟して「ヒーロー」として再度立ち向かいます。

勝手な行動をとがめられ、スパイダーマンスーツはトニーに返してしまっています。あるのはボロボロの自作スーツもどきだけ。

それでも自分の力だけで挑み、自分の力だけで勝利を勝ち取ります。

姿形ではなく行動で自らの正義を貫いたピーターの姿は、胸が熱くなりました。

親愛なる隣人、スパイダーマン

ピーターの活躍に考えを改めたトニーは、アベンジャーズに迎え入れようとします。

そこにはインフィニティウォーで登場するアイアンスパイダースーツが!

引用:ARTofVFX(http://www.artofvfx.com/spider-man-homecoming-dominik-zimmerle-vfx-supervisor-trixter/)

トニーに認められること、アベンジャーズに入ることがヒーローになるための条件だったピーター。そんな願っても無いチャンスをあっさりと断ります。

巨大な悪から大勢の人を守ることよりも、身近な人たちの平和を守るためのヒーローを選択したのです。

まさに原作のキャッチコピーどおり、親愛なる隣人スパイダーマン

その姿に我が子の成長を見るようで涙が溢れました。

よくやった、よく頑張ったピーター!

ヒーローになった後に自分のヒーロー像に苦悩した歴代のスパイダーマンと違い、スパイダーマンになる前の苦悩を描いたホームカミング。

この違いが、2度のリブートを経てもなお映画を楽しませてくれた魅力に他ならないと思います。

日本での興行収入

日本:28億円
世界:約980億円(1ドル=111円)

マーベルシネマティックユニバースシリーズの日本興行収入順だと20作品中4位(2018年9月現在)
世界ランキングだと7位です。

ちなみに、1位から3位までの日本興行収入ランキングは以下のとおりです。

1位:アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
2位:アベンジャーズ
3位:アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン

ヒーロー全員集合のアベンジャーズシリーズはやっぱり強いですね。
そう考えると単体映画としてはスパイダーマンが一番興行収入が良いので、日本での人気の高さがうかがえます。

歴代スパイダーマンとの興行収入比較

ちょっと気になったので、歴代スパイダーマンの日本での興行収入をまとめました。

初代
スパイダーマン : 75億円
スパイダーマン2 : 67億円
スパイダーマン3 : 71億2000万円

2代目
アメイジング・スパイダーマン : 31億6000万円
アメイジング・スパイダーマン2 : 31億4000万円

3代目
スパイダーマン:ホームカミング : 28億円

初代が一番成績が良くて、リブートを重ねるごとに興行収入は下がってしまっています。

シリーズが続くと後の作品の売り上げが下がるのは映画やマンガも同じ。
スパイダーマンの魅力はずっと続いているので、これからも応援します!

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