設立は2018年と新しい会社ながら次々と新商品を世に送り出しているEarFunテクノロジー株式会社。
以前レビューしたEarFun Airに続き、「EarFun Free Mini」をレビューします。
EarFun Free Miniの特徴
- Bluetooth5.0技術を搭載、低消費電力を実現
- デュアル6mm径のチタンコート振動板を搭載、低音は強め
- IPX6の防水性能
- 24時間再生:充電ケースと併せ19時間再生、イヤホン単体5時間再生
- 急速充電:10分の充電で約2時間の音楽再生
- 音声アシスタント機能に対応
などなど機能とメリットがてんこ盛りです。これだけの性能を携えているにも関わらず、通常価格3,799円と5,000円を切る価格設定になっています。
個人的に低音強めを実感できたこと、急速充電が一番のお気に入りポイント
同社のEarFun Airとも比較しながらご紹介します。ワイヤレスイヤホンは種類が多くてどれを選べばいいのかわからない。そんな人もぜひ参考にしてください。
開封
パッケージはコンパクト。箱を開けるとイヤホンと本体が格納されています。
付属品はイヤーチップ(S/M/Lサイズ)、USB Type-C充電ケーブル、マニュアル。
ミニマルながら必要なものはすべて揃っています。
マニュアルはちゃんと日本語表記もあるので使い方に迷うことはありません。
ケースの形状はAirPods Proと近しい横長タイプ。
イヤホン本体がコンパクトなこともあり、ケース自体もとても薄くて小さいです。
表面はサラサラした肌触り。
背面に充電ケーブルの差込口があります。
底面が平らなのでケースを立てておいておけます。
AirPods Proは全面丸みを帯びているので立ておくことができません。ここら辺は好みの問題ですが、立てておけると机に置いておきやすいので良いですね。
イヤホン本体はいわゆる”うどん”部分がない超コンパクト設計。
耳の穴のくぼみに引っ掛けることでフィットさせています。
こういったコンパクトタイプのイヤホンは初めてだったのですが、想像以上のフィット感で驚きました!
イヤホン本体のカーブがちょうど耳の盛り上がり部分に収まるのでしっかりと固定されます。ちょっとやそっとじゃ全くズレません。
軽いランニングぐらいだったら落とす心配もなさそうです。
フィットするメリットはもう一つ。イヤーピース部分がぎゅっと耳に収まるので、外音がかなり軽減されます。
EarFun Free Miniはノイズキャンセリング機能は搭載されていないのですが、付けた瞬間外の音がほとんど聞こえなくなるので音楽に集中できます。
耳にフィットすることで低音も漏らすことなく響くので商品自体の特徴をよく活かしています。
本体はシンプルなデザイン。
本体には左右を判断する「R」と「L」が彫り込まれています。
ちょっと残念なのがパッと見ではRとLの区別がつかないこと。印は凹状に彫り込まれていて印刷されているわけではありません。左右の形がほとんど同じなので手に持っただけでは判断ができず、光に当てないと刻印がわからないのは少しだけ不便です。
側面はタッチセンサーになっていて、タップしてから操作すると音量調整や再生・ストップできます。
ケース内には磁石が内蔵されているので、イヤホンをちょっと差し込めばカチッときれいに収まります。
磁石は比較的強く、イヤホン自体にもでっぱりがあるわけではないので、本体から取り出すときにすべってつかめないことがあります。
もう少し磁力を弱めるか、イヤホンに取り出しやすいでっぱりを設けてもよかったかも。
使用レビュー
ここからは実際にEarFun Free Miniを使用してみた感想を書いていきます。
音質
低音を重視しているだけあって、AirPods Proとの違いは明確です。音質は安かろう悪かろうといった印象は一切ありません。私はプロではないので細かい音の違いはわかりませんが、EarFun Free Miniが低音を売りにしているだけあって、確かに低音の強さが感じられます。
低音強めといっても不快なほどズンズンくる感じはしません。音に迫力を感じられる程度のちょうどいいバランス。
反面少しボーカルの音がこもった印象かな?他の商品と聞き比べるとそう感じる程度なので、あとは好みの問題になりそうです。
対応コーデック
対応コーデック:AAC、SBC
AACはiPhoneに使用されている高音質の規格とのことなので、安心して音楽を楽しめますね。
主にiPhoneに対応している高音質・低遅延コーデックです。
引用:Bluetoothイヤホン・ヘッドホンの「バージョン」や「コーデック」について – イヤホン・ヘッドホン専門店eイヤホンのブログ
フィット感
先ほどもお伝えしたようにフィット感は全く問題ありません。耳の穴にしっかり入って、イヤホン本体の形状がちょうど耳のくぼみに収まるようになっています。試しに頭を思いっきり振ってみましたが全然ズレませんでした。
防水機能
防水企画はIPX7。
「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない」とされている防水企画です。
水面下15cm~1mで、30分間沈んでいても大丈夫、というもの
引用:【やってみた】防水規格 IPX1からIPX7って、実際どのくらいの防水なの? – イヤホン・ヘッドホン専門店eイヤホンのブログ
バッテリー
EarFun Free Miniの一番のオススメポイントは急速充電!わずか3分の充電で2時間の再生が可能です。
ズボラな私は充電コードを刺すのすら面倒で、いつもギリギリまで使って充電切れ。出かけようと思ったら電池がないなんてことがよくありました。
EarFun Free Miniは3分の充電で2時間持つので、通勤や出かける前にちょっと充電しておけば十分使えるレベルになります。
これはとても便利。
フル充電すればイヤホン単体5時間の再生が可能です。充電ケースを使用すれば最大24時間再生。
通勤・通学の往復ならケースがなくても十分耐えられる持続時間です。
ケースは厚みもなくコンパクトなのでポケットに入れておいても邪魔にならないので持ち運びがすごく楽。
充電はUSB Type-Cなので、すでに使用しているケーブルとも互換性があるので荷物がかさばりません。
動画の視聴(遅延について)
YouTubeとAmazonプライム・ビデオで動画を視聴しましたが、遅延はないと言ってもいいぐらいです。
口の動きと声の出るタイミングを注意深くチェックしても、少なくとも私は全くズレを感じませんでした。
操作性
EarFunシリーズで個人的に便利だなと思うのがタッチ操作。
本体をタップする、長押しするなどアクションごとにさまざまな操作を実行できます。
再生/一時停止 | ダブルタップする |
曲送り | 3回タップする |
音量を上げる | 右イヤホンを触れたままにする |
音量を下げる | 左イヤホンを触れたままにする |
地味に便利なのが音量の調整です。イヤホンに触れたままにしておけば、ちゃんと感知して音量の上げ下げをしてくれます。
いきなり大きくなったりせず、段々と音量アップしていくのでビックリすることもありません。
EarFun Free Miniの良かったところイマイチところ
ここからはEarFun Free Miniの良かったところ、イマイチなところをご紹介します。
EarFun Free Miniの良かったところ
コンパクトな本体サイズと低音
いわゆるうどん部分がないコンパクトイヤホンは初めてでしたが、想像以上に耳のフィット感が高く音楽に集中できました。本体が軽いことで長時間装着していても疲れることなく体の一部になってるようです。
低音を売りにしていますが、ちゃんとそれを感じられるのも個人的Goodポイントです。バスの低音をしっかり感じられるのでロックやノリのいい曲を聴くときなすごくマッチします。
急速充電
10分の充電で2時間再生も個人的にすごく重宝しています。私は充電するのが嫌いなので気が付くと電池ギリギリで使いたいときに使えないことがよくあります。(ケーブルを刺してコンセントにつなぐだけなのにそれがめんどくさい…。)
EarFun Free Miniは10分充電するだけで通勤・通学の時間楽しめるぐらい溜まるので、私のような面倒くさがりにはうってつけです。
EarFun Free Miniのイマイチところ
アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能がない
AirPods Proなど最近のハイエンド機にはノイズキャンセリング機能は標準搭載ですが、EarFun Free Miniにはありません。
値段の安さを考えると当たり前ですが、やはり少し残念なポイント。
ただし耳にしっかりフィットするので、装着すると耳栓ぐらい外の音をシャットアウトしてくれます。
音楽を聴きながらキーボードを打っていますが打鍵音が全く聞こえないぐらいです。
ノイズキャンセリングは備わっていませんが、それを払しょくするぐらいの遮音性があるので致命的なマイナスポイントにはなっていません。
まとめ
EarFun Free Miniのレビューをお届けしました。
防水機能、24時間再生、急速充電など特筆すべき機能がたっぷり詰まった魅力的な商品です。
実際に使用してみてEarFunシリーズの完成度の高さを思い知りました。
ぜひ検討してみてください。
EarFun Free Miniレビュー!低音重視のタフなワイヤレスイヤホンでした。