Webの現場なら常識!LPがSEOに向いていない2つの理由

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ランディングページ(以下:LP)はSEOに向いていません。SEOの知識がある人なら常識ですが、営業サイドからは「LP作ったのに検索上位にランクインしない!なんとかしてくれ」といまだに相談をされます。

この記事では、LPがSEOに向いていない2つの理由を説明します。

目次

LPがSEOに向いていない2つの理由

LPがSEOに向いていない理由は以下2つです。

  1. 検索ワードのニーズにマッチした構成になっていない
  2. 内部・外部リンクが稼げない

ひとつひとつ解説します。

SEOに向いていない理由1.検索ワードのニーズにマッチした構成になっていない

2019年現在、何も考えずに作ったページが検索上位に表示されることはほとんどありません。
(よほどオリジナリティのある情報を先どりしたり、SNSでバズったおかげで連動して上がるケースもたまにはありますが。。)

ただ、知識のない人が作ったページが仮に上位を獲得できたとしても、ほとんどの場合がまぐれです。

そもそもSEOとは、特定のワードで検索したユーザーのニーズを満たすページでないと順位は上がりません。
ニーズを満たすページとは、「知りたい」「買いたい」ユーザーに対して、適切な情報を届けるページのことです。

知りたい=情報が詰まってて、読めば解決できる
買いたい=商品の紹介から購入まで完結できる

LPがSEOに不利な理由はここにあります。
LPは基本的に商品を売り込むための構成になっていることで、必ずしもユーザーのニーズとマッチした情報が含まれているとは限りません。

ユーザーの知りたい≠サービス側の売りたい

ユーザーのニーズとマッチしていない結果、LPは上位にランクインするのが難しいのです。

検索ワードごとのニーズの見つけ方

検索ワードのニーズとマッチしたページでないと上位表示されないのは先ほどお伝えした通りです。
では、ニーズとマッチしたページとはどのようなページでしょうか。

答えは検索結果にあります。

例えば、「ラーメン 東京」で検索すると、”東京の人気ラーメンTOP30”など、東京で食べられる名店を数多く紹介したページが上位に表示されます。

「賃貸」で検索すると、SUUMOやアットホームなど、実際に賃貸情報が検索できるサービスサイトが上位に表示されます。

ラーメン店を数多く紹介する「情報まとめ系」サイト、賃貸情報を検索できる「情報検索系」サイトなど、ワードごとに上位に表示される構成は決まっています。

これがユーザーのニーズとマッチしたページを見つける方法です。
つまり上位表示を狙うなら、今現在上位に表示されてる他サイトと構成を合わせなければいけません。

「ラーメン 東京」で上位を狙いたいなら、東京の名店を数多く紹介するような構成のページにまずは合わせる。
次のステップとして、他サイトとは違うオリジナル情報を盛り込んだり、他サイトでは取り上げてない付加情報を盛り込んだりして差別化を図る。

そうして初めて上位表示のスタートラインに立てるのです。

LPは上位表示されている他サイトと同じ構成にすることが難しいという特性があります。
ど派手なビジュアルで商品やサービスを紹介するレイアウトは、必ずしもユーザーが第一に知りたい情報を提供できているとは限りません。

無理に合わせようとすると、結局普通のページになってしまうので、それはもうLPではなくなってしまうんです。

商品を売るためのLPは、自分たちに都合の良いメッセージを伝える構成になっているため、上位表示コンテンツと同じ構成にしにくい。その結果SEOでは不利になってしまいます。

SEOに向いていない理由2.内部・外部リンクが稼げない

ページにリンクが張られていることが、SEOの重要なシグナルとして扱われています。

【リンクの種類】
内部リンク(自分のサイト内でページとページをリンクさせる)
外部リンク(他のサイトから自分のページにリンクしてもらう)

内部リンクとSEOの関係

まずは内部リンクから。
一般的なメディアサイトやブログなら、ページのヘッダーや右カラムなど各所からリンクが張られ、テキストリンクで関連記事へ誘導するパターンもあります。

このように、サイト内で蜘蛛の巣のようにリンクを張り巡らせることで、ドメインのパワーがページに行き渡ります。

LPは独自デザイン、独自レイアウトで作られることがほとんどのため、サイトから切り離されたコンテンツとして扱われることが多いです。
するとサイト内コンテンツからのリンクがつながりにくく、内部リンクをもらえる数も必然的に少なくなってしまいます。

結果的にドメインパワーが十分に得られず、SEOで不利になる傾向につながります。

外部リンクとSEOの関係

外部リンクは、文字通り他サイトから張ってもらうリンクです。他サイトからたくさんリンクを張られている(紹介されている)ページは、有益なサイトとしてGoogleは判断します。

「自分にとって有益な情報だったから、他の人にも紹介したい」
そんなふうに思ってもらえない限り、リンクを張ってもらうことはありません。

何度もお伝えしているように、LPはモノやサービスを売り込むためのページです。
情報を半ば押し付けている構成のページに対して、”紹介したい”と思ってくれる人はどれだけ存在するでしょうか。
どうしても数が少なくなるため、外部リンクが集まりにくくなってしまいます。

内部・外部リンクを稼ぎにくいことが、LPがSEOに向いていない2つ目の理由です。

SEO以外でどうやってLPに人を集めるのか

LPがSEOに向いていない理由はお伝えした通りです。では、どのように人を集めればいいのでしょうか。

大きく分けると方法は2つあります。

  1. 広告から流入させる
  2. 記事コンテンツから流入させる

広告からLPへ流入させる

王道中の王道は広告を出稿して流入させること。
王道というよりも、本来LPと広告はセットで考えるのが基本です。

ページを置いておくだけでは人が集まりにくいのなら、お金を払って流入の経路を確保しないといけないですからね。

広告にも種類がありますが、リスティング広告・ディスプレイ広告がポピュラーな手法。

リスティング広告とは、検索結果画面の上部に表示されるリンク広告のこと。
「広告」アイコンが表示されているのがリスティング広告です。

リスティング広告の詳しい説明はこちらのサイトがわかりやすかったです。

初心者でもわかるリスティング広告とは?意味から出稿の流れまで徹底解説!

ディスプレイ広告は閲覧してるサイトの広告枠に表示されるタイプの広告です。
ディスプレイ広告とリスティング広告を比較した参考サイトもぜひご覧ください。

コレだけはおさえておきたい!ディスプレイ広告のいろは

記事コンテンツからLPへ流入させる

もうひとつは、記事コンテンツから流入の経路を確保する方法です。
メディアサイトやブログは、SEOを狙いやすい構成やコンテンツを作るのに向いています。

LPと関連性のあるテーマで記事を作り上位表示させて、その記事からLPへ誘導します。

例)青汁の通販用LPへ誘導したい場合
野菜不足が体にもたらす悪影響について記事を作成

悪影響を防ぐために青汁をすすめする

青汁LPへ

このような流れです。
記事コンテンツを複数作成して、それらを上位表示できればLPへの流入も増大が期待できます。
このようにコンテンツを通じて商品購入やサービスへの申し込みにつなげる取り組みを「コンテンツマーケティング」といいます。

LPでSEOを狙わず適切な方法で集客する

最後におさらいです。

LPがSEOに向いていない理由は以下の2つです。

  1. 検索ワードのニーズにマッチした構成になっていない
  2. 内部・外部リンクが稼げない

LPで無理にSEOを狙うのではなく、正しい方法で流入経路を確保すべきです。

LPへの正しい流入経路は以下の2つ。

  1. 広告から流入させる
  2. 記事コンテンツから流入させる

それぞれのページやコンテンツに合った集客方法を理解して、効果的な手法を心がけてください。

以上、Webの現場なら常識!LPがSEOに向いていない2つの理由でした。

メインビジュアル使用素材:Freepik – jp.freepik.com によって作成された background ベクトル

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